愛知県-静岡出張の折、新居関所と浜松城を見学しました。
新居関所。
正式には「今切関所」といい、1600(慶長5)年に設置されました。当初は今切口(遠州灘への浜名湖開口部)近くにあったそうです。地震・津波により再三被災、1707(宝永4)年の大地震により現在地へ移転。1854(嘉永7)年の地震で大破、翌年改築にされました。1955(昭和30)年、国の特別史跡に指定され、全国で唯一現存する関所建物として公開されています。
関所建物に隣接して関所史料館があり、「街道と関所」「旅と宿場」をテーマにした関係資料が展示されています。
関所建物内部の様子。
人形を使って当時の様子が再現されています。
関所西番所の説明板。
関所内部の様子。
関所内部の様子。
関所内部の様子。
新居関所の建物全景。関所建物で唯一現存するものだそうです。
新居宿旅籠紀伊国屋資料館。
新居関所の向かい側にあります。
新居宿旅籠紀伊国屋は、紀州藩の御用宿を務めた縁により1716(正徳6-享保元)に紀伊国屋の屋号を掲げ、新居宿内最大の旅籠として繁栄しました。1874(明治7)年の大火により焼失、直後に建て替えられ1897(明治30)年まで旅館業を営んでいたそうです。再建時に増築されていますが、江戸後期の旅籠の様式を随所に残しており、2001(平成13)年には整備事業が実施されました。往時の雰囲気を残す内部には宿場文化を伝える資料が展示されています。
紀伊国屋資料館内部の様子。
紀伊国屋資料館内部の様子。
紀伊国屋資料館内部の様子。
紀伊国屋資料館内部の様子。
紀伊国屋資料館内部の様子。
紀伊国屋資料館内部の様子。
TVドラマ「水戸黄門」の女優・由美かおる氏のサインと写真が飾られていました。
紀伊国屋資料館内部の様子。
浜松城。
1504年から1520年にかけて飯尾乗連によって築城されました。築城当時は曳馬城(引馬城)と呼ばれていたそうです。1568(永禄11)年、徳川家康によって攻略されました。1570(元亀元)年、家康は拠点を岡崎城から浜松に移しましたが、その際、曳馬城を拡張して居城とし、浜松城に名を改めました。拡張工事は1582(天正10)年頃に終わりましたが、1586年に家康は駿府城へ本拠地を移したため、家康が浜松城を居城としていたのは約17年間だそうです。家康が去った後、代々の徳川家と縁の深い譜代大名が浜松城に入りました。明治維新で廃城となり破壊されてしまいました。1950(昭和25)年に城址が「浜松城公園」になり、1958(昭和33)年に天守閣が鉄筋コンクリートで再現され、翌年に浜松市の史跡指定を受けました。天守閣の内部は資料館となり、家康関連資料等が展示されています。
浜松城。
浜松城公園内の徳川家康像。(隣は今回出張に同行した妻)
浜松城公園の碑。