こんにちは、弦楽器専門店ストラディ金沢です。
ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器は、とても繊細な楽器です。
けれど、ちょっとした“習慣”を身につけるだけで、楽器はずっと良い状態で長く使えます。
今日は、初心者の方でもすぐに実践できる **「楽器を長持ちさせる5つの習慣」**をご紹介します。
① 弾いた後は必ず松脂のふき取りを
松脂(まつやに)は演奏には欠かせませんが、 楽器に付着したままにしておくとニスを傷める原因になります。
演奏後は柔らかいクロスで弦や表板をやさしく拭くのが基本です。
② 湿度・温度管理を忘れずに
弦楽器は湿気と乾燥にとても敏感。
湿度が高すぎると膠(にかわ)がゆるみ、 乾燥しすぎると割れやヒビの原因になります。
理想の環境は【湿度50〜60%・室温20℃前後】。
冬は加湿器、夏は除湿剤(ケース用)がおすすめです。
③ 弦の張りっぱなしに注意
弦は消耗品。チューニングのクセや汚れが蓄積すると切れやすくなります。
また、張りすぎたまま長期間放置するとネックや魂柱に負担がかかることも。
✅目安:半年〜1年で交換(使用頻度によって)
④ 弓毛の扱いも大事に
弓の毛は天然素材で、とてもデリケート。
演奏後は必ず毛を緩めてからしまいましょう。
緩めないままだと、弓の大切な反りを失ってしまったり、悪い癖がついてしまいます。
また、毛に直接触れるのもNG。皮脂で松脂のノリが悪くなります。
⑤ 気になる変化があればすぐ相談を
・「最近音が響きにくい」
・「ペグが固い/緩む」
・「なんとなく調子が悪い…」
そう感じたときは、我慢せずにご相談ください。
その違和感、楽器からのサインかもしれません。
当店では、簡単な点検やアドバイスも無料で承っております。
✍まとめ
楽器との付き合いは、“毎日のちょっとした気づかい”の積み重ねです。
愛情を持って手をかけてあげると、不思議と音にもそれが現れます。
今日からひとつずつ、始めてみてくださいね(*^_^*)
♬ケアグッズや湿度管理アイテムのご相談もお気軽に!
本日はビギナーさま向け!楽器を長持ちさせるコツをブログにまとめました✨ ちょっとしたお手入れで、音も気分も変わります♪ あなたの相棒を、もっと好きになるきっかけに。
次回は後編・中上級者さま向けの内容となります。ではまた次回のブログで(^o^)/