出張で熊本に一泊二日で行ってきました。少し日程に余裕があったので、熊本城と水前寺公園を見学してきました。夕食で食べた馬刺しや郷土料理、そして焼酎の美味しさは格別でした。
博多駅。
今回は列車旅。金沢から新大阪まで特急「サンダーバード号」、新大阪から博多までは新幹線。博多から特急「リレーつばめ」号・787系電車に乗って熊本に向かいます。熊本までは1時間20分ほど。
「リレーつばめ」号の車内。木材を多用したセンスの良いインテリア、豪華な座席はヨーロッパの特急列車を思い浮かばせます。
同じく「リレーつばめ」号の車内にて。
車内には記念撮影用のボードがあり、それを貸してもらって撮影。九州新幹線・鹿児島ルートの全線開通により、これまで未開通区間のリレー役を果たしてきた「リレーつばめ号」は姿を消します。このダイヤ改正で、北陸線でも「雷鳥」号や国鉄時代の車両の多くが廃止されるそうです。
熊本城、天守閣。
日本三名城の一つとして、あまりにも有名な熊本城です。加藤清正公が慶長6年(1601年)から7年間を費やして築城しました。西南戦争(1877年)で天守閣も含む主要建物の多くが焼失してしまいました。残っていた建物も一部が、城内を接収したアメリカ占領軍によって破壊されてしまいました。
同じく熊本城。
1960年、築城350年記念事業として、大小天守閣と平櫓、塀などが外観復元で再築され、城内は公園として整備されました。
同じく熊本城。
2007年の築城400年記念事業として、本丸御殿をはじめ、西出丸の塀、戌亥櫓、元太鼓櫓、奉行丸の塀、未申櫓、南大手門などが数年がかりで復元されました。なお、復元工事中や未着工の建物も複数あるそうです。
熊本城から見た熊本市街地。
同じく熊本城。
天守閣は鉄筋コンクリートで再築され内部は資料館になっています。
加藤清正公の銅像。
水前寺成趣園。
通称「水前寺公園」として有名な大名庭園です。熊本藩初代藩主・細川忠利公が寛永13年(1636年)頃に築いたものが始まりで、細川綱利公の時に現在の形になりました。
同じく水前寺公園。
この公園も西南戦争で建物が焼失するなど荒廃してしまったそうです。その後、整備が行われ、1929年に国の名勝・史跡に指定されました。
同じく水前寺公園。
面積約7万3千平方メートル。阿蘇伏流水を利用して作った池を中心にした桃山式回遊庭園です。築山や浮石、芝生、松などの植木で東海道五十三次の景勝を模したといわれています。
同じく水前寺公園。
同じく水前寺公園。
同じく水前寺公園。
同じく水前寺公園。
春の気配が漂い始めていました。
同じく水前寺公園。
熊本出身の演歌歌手・水前寺清子氏(1945-、本名:林田民子氏))が、その芸名を水前寺公園と加藤清正公から付けたというのは有名な話です(今となっては、私たちの世代から上しか知らない話かも知れませんが)。