知り合いに誘われて、夫婦で群馬県の四万温泉(しまおんせん)に一泊旅行に行ってきました。小旅行でしたが、命の洗濯とまで言っては大袈裟でしょうけれども、夏以降から蓄積した疲れがとれたような気がします。
「四万やまぐち館」
今回、お世話になった宿です。落ち着いた良い雰囲気の宿でした。
「四万温泉」(しまおんせん)は群馬県の北西部、吾妻郡中之条町の温泉で、「四万もの病に効く」ことから名前がついた説もあるそうです。四万川(しまがわ、利根川水系吾妻川支流)沿いに温泉街が広がっていてます。温泉街の日向見地区が四万温泉の発祥の地であるため、日向見温泉(ひなたみおんせん)と呼ばれる場合もあるとか。登録文化財に指定されている旅館積善館の浴場、元禄の湯が有名です。
「青龍山・吉祥寺(きちじょうじ)」の山門
四万温泉に一泊した翌朝、同じ群馬県の名刹「吉祥寺」を観光しました。
「吉祥寺」は群馬県利根郡川場村にある臨済宗建長寺派の寺院。1339年に創建されたと伝えられているそうです。国内屈指の名刹に数えられ、七千余坪の寺域には、山門をはじめ、本堂や釈迦堂などの建立物や滝や池が数多く点在し、四季折々の風景や草花を楽しめる場所です。この山門は1815年に再建されたもので、正面(画像では右上)の「青龍山」の額は後光厳天皇(ごこうごんてんのう、1338-1374。南北朝時代の北朝第4代、在位1352-1371)御染筆の勅額です。
「青龍山・吉祥寺(きちじょうじ)」の境内の様子。昇竜の滝です。広大な境内には滝や池が点在し、素晴らしい光景を楽しむことができました。
「青龍山・吉祥寺(きちじょうじ)」の境内の様子。
池には多くの金魚が泳いでいました。
「青龍山・吉祥寺(きちじょうじ)」の境内の様子。丈六の滝。紅葉はピークにはまだ少し早い段階でした。
「青龍山・吉祥寺(きちじょうじ)」の境内の様子。
同じく丈六の滝。
なお、「吉祥寺」がある群馬県川場村は観光振興に力を入れているそうです。本物のD51形蒸気機関車を整備改造して、火力を使わず空気圧で走行するようにした「ホテルSL」は、全国ニュースでも報道されました。
「雲洞庵(うんとうあん)」。
午後、新潟県南魚沼市にある「雲洞庵」を観光しました。「雲洞庵」は、NHK大河ドラマ「天地人」で脚光を浴びている場所の一つで、直江兼続と上杉景勝が少年時代に学問を学んだ場所です。この日も、相当数の観光客が訪れていました。
NHK大河ドラマ「天地人」にちなんだ記念撮影用スペースで、妻と記念撮影。
今回宿泊した「四万温泉」が沿って流れる四万川と同じ利根川水系に属する吾妻川には、「川原湯温泉」の八ツ場(やんば)ダム建設現場(「八ツ場ダム工事事務所」)があります。今回は日程の都合で、残念ながら訪問できませんでした。