2005年5月、イギリスで最も高名なディーラの一人であるAndreas Woywod氏のオフィスに寄った際のリポートです。
多忙を極めるWoywod氏のオフィスには、世界的に有名な演奏者や製作者が頻繁に訪れていました。
これまで何度もお会いしお世話になったのですが、今回は取材という形でこれまでとは違ったいろいろなお話を聞くことができました。
Andreas Woywod氏はドイツ・Flenzburg生まれ。
若い頃はチェロとトランペットを演奏。
1981年から84年までミッテンバルトのバイオリン製作学校に学びました。
同校修了後、87年までの3年間、W.E.HILL&SONS工房で修行。
その後、アメリカ・ミネアポリスのCLAIRE GIVENSで働きました。
1989年から94年まで、世界的に有名なディーラエキスパートであるPeter Biddulph氏と共に活動。
現在はロンドン屈指のディーラ、鑑定家として大活躍しています。
Woywod氏が出す鑑定書(証明書)はフェアーで権威あるものとして国際的な評価が極めて高いものです。
Woywod氏のコメント
「ディーラとして販売するのは主として高級な楽器です。
国を問わず世界中のプロ奏者・楽器商・コレクター・博物館に楽器を販売しています。
鑑定家としては、サザビーズやクリスティーズなどオークションハウスのコンサルタントをやっています。
楽器鑑定ならびに証明書発行、コレクターへのアドバイス、仲介もしています。
直接ご連絡いただいてもいいですが、ストラディ金沢の田中さん経由でお問い合せしていただいてもよいです」