今回のロンドン旅行の目的は、「ボナムス(Bonhams)」オークションでの楽器落札と、Newarkにあるバイオリン製作学校「Newark School of Violin Making」訪問取材でした。
空いた時間で、マダム・タッソー蝋人形館(Madame Tussauds)やロンドン市内観光を楽しみました。
今回のロンドン旅行の目的は、「ボナムス(Bonhams)」オークションでの楽器落札と、Newarkにあるバイオリン製作学校「Newark School of Violin Making」訪問取材でした。
空いた時間で、マダム・タッソー蝋人形館(Madame Tussauds)やロンドン市内観光を楽しみました。
画像上:ドーバー海峡上空。画像下:ロンドン市街地上空。テムズ川、タワーブリッジなどが見えます。
画像上:同上。Waterterloo駅など。画像下:Heathrow空港近く。
※機内からの写真は、客室乗務員の許可を得て撮影しました。
ヒースロー空港からロンドン市内までの移動に、今回はヒースロー・エクスプレスを利用しました。1998年に開通した空港線です。画像:ヒースロー空港駅構内、車内の様子。
終点のパディントン(Paddington)駅。
ヒースロー・エクスプレスは、パディントン駅まで直行、所要時間15分。地下鉄など他の交通手段と比べると速くて便利です。
NEWARK 2004.05.14
ノッティンガム州(Nottinghamshire)のニューアーク市(Newark)にあるバイオリン製作学校「Newark School of Violin Making」を訪問しました。
ロンドンのキングスクロス(King's Cross)駅から北へ、特急で約1時間15分。ニューアーク・ノースゲイト(Newark
North Gate)駅に到着。
バイオリン製作学校の隣にある古い家。築400から500年だとか。現在は店になっています。
バイオリン製作学校の近くのレストランの中庭でランチを食べました。
画像上は、中庭にあった像。
Newark中心部。
今回はバイオリン製作学校訪問が主目的でしたので、ニューアーク城址(Newark
Castle)などを見る時間がありませんでしたが、街角に残る中世の香りは十分に満喫できました。
ちなみにNewarkは、イギリス最大のアンティークフェアーが行われる街としても有名です。
St.Mary Magdalene Parish Churchイギリスで最も有名な教区教会の一つです。一番古い建造物は地下室で1180年建築、13世紀から16世紀にかけて建造された主要部分が今も残っています。中世教会建築の傑作です。
同教会の絵葉書とパンフレット。
Newark中心部にある古い建物。
通りかかった老婦人曰く「ニューアークに来たら、この建物の写真も撮っておくべきだ」だとか。
Newark North Gate駅
駅舎と駅ホームの光景。
NewarkからLondonに戻る列車の乗車券。
再びLONDON
ロンドンのキングスクロス(King's Cross)駅に到着。
Baker Street駅近くにあるマダム・タッソー蝋人形館(Madame Tussauds)へ。
いろいろと蝋人形がありますが(残念ながら日本人の像はまだ少ないです)、少年期のモーツアルト像が特に気に入りました。
※マリー・グロショルツ(Marie Grosholz 1761-1850。1795年にFrancois Tussaudと結婚)という、蝋人形制作を特技とするフランス人女性がいました。ルイ16世一家の蝋人形制作を行うなど宮廷に重用されていたようです。フランス革命後、ギロチン台で処刑された貴族などの首(ルイ16世やマリー・アントワネットも含まれていたらしい)のデスマスクを蝋で作る作業に従事させられ、さらに彼女自身も投獄され処刑寸前で助かったそうです。その後、イギリスに渡り各地で蝋人形展示会を開催、1835年にはロンドンに常設館を設立しました。それが現在の蝋人形館の元になっています。彼女の死後は、一族が跡を継ぎ、現在も規模が拡大し続けています。(New
York、Las Vegas、Amsterdam、Hong Kongに分館あり)
Baker Streetにあるシャーロック・ホームズ像。この近くに彼が住んでいたという設定にちなんだもの。
ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)の夜景。
土曜日の深夜12時ですが、世界各国からの観光客達で賑わっています。
同上。
ロンドンの地下鉄は「SubWay」でなく「Underground」と呼ばれます。
ハイドパーク(Hyde Park)
リスを多く見かけました。リスが人を怖がらないのが印象的。
同上。ハイドパークは隣接するケンジントン・ガーデンと併せて面積310ha、周囲8km、ロンドン中心部で最大の公園です。元はHyde修道院の荘園で、1536年の修道院解体以後は、王の狩猟場として使われるようになりました。1637年に公園として一般に公開され、1841年には見本市、その10年後には万国博覧会も開かれました。
地下鉄に乗ってBond Street駅へ。
Bond Street。左奥がサザビーズ(Sotheby's)、右奥がグッチなどブランド店が多く並ぶ地帯。
Tower Bridge
民謡で有名なロンドン橋(London Bridge)と混同する人が多いのですが、本当のロンドン橋は1つ上流にある橋(当時のものは大昔に消滅し、現在は普通の道路橋)だそうです。
ロンドン城(Tower of London)
「塔」という訳が多いようですが、要塞&牢獄塔(Towerにはこの意味もある)で「城」と訳す方がイメージが合っているように思います。画像左・中:ホワイトタワー。画像右:儀式を執り行う「ヨーマン・ウォーダー(愛称:ビーフィーター)」職(現在は観光ガイドも兼任)と記念撮影。
画像左:ロンドン城の入場券。画像右:同、日本語パンフレット。
ロンドン城の向こうにはシティの高層ビル群が見えます(手前はテムズ川)。
一昔前のSFに登場しそうなロケット状(土筆に喩えたほうが良いかも)の高層ビルは「30 St Mary Axe」。地上40階建、高さ180m、2004年4月完成。デザインはノーマン・フォスター卿(Sir
Norman Foster。新ロンドン市庁舎や「ミレニアムブリッジ」などで有名な建築家)、施主はスイス・リインシュランスのロンドンオフィス。ビルの形状から、「ノーマンズ・ガーキン」(「ガーキン」はピクルス用の小さなキュウリ)あるいは単に「ガーキン」と通称されるようです。「エロティック・ガーキン」と呼ばれることもあるとか。一部ではロンドンの景観を台無しにしてしまうという批判も・・・。
Big Ben
ご存知の通り国会議事堂(House of Parliament)の時計台です。
国会議事堂(House of Parliament)
画像左:ウェストミンスター寺院側にあるクロムウェル像(Oliver Cromwell)。
画像右:正面の通り沿いから見た光景。(同行した当社スタッフと)
ウエストミンスター寺院(Westminster Abbey)
同寺院の「20世紀の殉教者像」(右画像は像の説明)
・・・「殉教者たちは20世紀の世界でキリスト教信者が経験したことの代表であり、また
その経験の代償でもある」
中世以来使われていない壁面に飾られたもの。殉教者として、1917年のロシア革命、ナチスドイツの強制収容所、中国
の文化大革命、1980年の中南米での教会迫害等の犠牲者10人の像があります。暗殺されたマーチン・ルーサー・キング牧師も含まれています。
ヒースロー空港より帰途につきました。
今回も強行軍でしたが、Newarkのバイオリン製作者学校訪問など実り多い旅でした。もちろん目当ての楽器の多くを無事入手できたことも大きな成果でした。