2010年1月、商用でフランスのパリとミルクールを訪問した際、楽器製作学校も訪ねました。
ミルクール国立弦楽器製作学校"Ecole Nationale de Lutherie"は"Lycee Jean-Baptiste Vuillaume"内にある弦楽器製作科です。
"Lycee Jean-Baptiste Vuillaume"は日本の専門学校に該当し、科学、経済学、文学、電子工学の各科があります。
それに加えて、この国立の弦楽器製作科も併設されています。
1988年に学校名が"Lycee Jean-Baptiste Vuillaume"(ミルクール生まれの高名な製作者Jean-Baptiste Vuillaumeにちなんだもの)となり、
1970年以降、フランス随一の弦楽器製作科がある学校として知られています。
近年、各科合計で600名を超える学生と約60名の教師を抱える規模になりました。
そのうち、35人前後が弦楽器製作科の学生です。
なお、ミルクールにはJean Jacques Pages氏が主宰する私立の弦楽器製作学校もあります。
2年生の実習光景。
3年生の実習光景。
チェロ表板の整形中。