備考
Pierre Guillaume(ピエール・ギヨーム)氏ヴァイオリン弓入荷しました。
今回の作品は銀黒檀(silver & ebony)仕様で、非常にバランスが良く安定感がありしっかりとした弓という印象です。
安定感がある弓は弓先までブレることなく一定に弾ける為、思った通りの演奏がしやすい弓とも言われています。
故に演奏技術が向上できる弓と言えるかと思います。
《下記Guillaume氏の紹介です》
Guillaumeは、フランスの製作学校で C.A.Bazin、L.Morizot、J.Ouchard といった世界的に名高い製作家の下で修業し、1980年に"Maison BERNARD"の3代目ジャック・ベルナールに弓職人として選ばれました。ベルナール家3代により"Maison BERNARD"はパリのミラン、ヴァテロ、ドイツのハンマ商会、イギリスのヒル&サンと並ぶ歴史的な名店となりました。3代目ジャック・ベルナール引退後、ギヨームはその実力と情熱を認められ、1868年創業の"Maison BERNARD"を引き継ぎました。
ギヨームは1982年以来、自ら頻繁にブラジルを訪れ最高のぺルナンブーコ材を選定しています。材料のストックは非常に豊富。今後30年間、最適な木材を使用して弓を製作することが可能です。弓づくりの根本から妥協を許さない職人魂をもった製作家と言えます。弓製作の全過程におけるギヨームの技術は、現代では他の追随を許さない最高のレベルであり、その研ぎ澄まされた仕上がり、美しさ、使用感ともに完璧です。"Maison BERNARD"ではギヨーム自作の弓の他に"J.P.Bernard"ブランドの弓も製作されており、ギヨームの製作精神に基づいた高品質の弓として高い評価を得ています。ギヨームは弓製作を追求する過程で、Tourte、Peccatteを始めとするオールド名弓を多数コレクションし、それらの研究にも力を注いでいます。その鑑定眼は超一流で、世界中の演奏家、音楽関係者に認められ、すでに30年以上楽弓製作及びオールド弓の鑑定・研究に没頭しています。