Ch.J.B.Collin-Mezin Fils(コランメザン)
1841年ミルクール生まれ、父も同じく弦楽器製作家。
彼が20代の1868年にミルクールからパリへ移住、当時最高品質プレミアクラスのフランス弦楽器を製作する工房を設立。少なくとも当時彼の作品はその他の製作家の弦楽器よりもはるかに優れた作品として認識されておりました。
彼の作品の音色の良さと演奏のし易さでJoseph-Joachimなど多くの演奏家が彼のファンとなりこの作品を演奏しました。
Collin-Mezin Filsはフレンチバイオリンの大家ともいえるCh.J.B.Collin Mezinの薫陶よろしきを得た息子たちの作品で、作風や音色など父親の製作技術を受け継ぎ伝統的な製法で作られた逸品です。
【外観】
目の詰まった良質な材が使用されており、裏板は非常に美しく濃い虎杢の二枚板。
ミントコンディションといっても決して過言ではない、傷も修理痕もなくとても健康な状態です。
【音色】
一般的によく聞くフレンチバイオリン特有の音色とは一線を画す、クセが全くない上品な音色がとても印象的です。
気持ちハイアーチ気味のこの楽器は、音量・音伸び・音飛び、どれを取っても十分に満足して頂ける力を持っています。