備考
Riccardo Bergonzi (リッカルド・ベルゴンツィ)
1961年 イタリア・クレモナに生まれる。
1979年 イタリア・クレモナヴァイオリン製作学校を卒業。校内の成績優秀者に送られるゴールドメダル”G.Merola"を受賞。その後学校で10年間ヴァイオリン製作を教える。展示会やコンクールにてさまざまな賞や表彰を受ける。
1976年 バーニャカヴァッロ国際弦楽器製作コンペティション 最年少で金賞を受賞。若手製作者の部門で1位になり、ニス部門で1位を受賞する。
1988年 バーニャカヴァッロ国際弦楽器製作コンペティション ヴァイオリン部門金賞受賞。
1990年 バーニャカヴァッロ国際弦楽器製作コンペティション チェロ部門金賞受賞。
1991年 3年に一度の弦楽器製作コンクール「クレモナ・トリエンナーレ」にてヴィオラ部門金賞受賞。
………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1980年から絵画や彫刻に興味を持ち、1987年には現代美術展”ストラディバリに敬意を表して”を開催する。その中にはクレモナの画家や彫刻家も参加されている。
ベルゴンツィの芸術的な活動は彼が製作した楽器の製作方法と同様、優れたキャラクターと個性があるように思われる。
彼は常に音楽家と協力し合い、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスのセットアップに重きをおき、特に音にはこだわり続けている。
このヴァイオリンは、1987年に製作され、翌1988年に上記バーニャカヴァッロ国際弦楽器製作コンペティションで金賞を受賞した楽器です。(本人製作証明書に記載有)