備考
内山昌行氏は1944年長野県飯田市生まれ。
1970年より同じく長野の鈴木士郎氏に楽器作りの基礎を学ぶ。
1974年から78年まで、名古屋のSuzuki Violin Co.Ltd(鈴木バイオリン株式会社)に勤務します。
1978年から4年間、クレモナにある国際弦楽器製作学校に通いディプロマを取得。
同時期に、弓製作の巨匠であるGiovanni Lucchi(ジョバンニ・ルッチ)氏とロンバルディア州が主宰する、弓製作コースで学び1980年に同コースを修了しました。
その後、巨匠Gio Batta Morassi(ジオ・バッタ・モラッシ)氏の工房で修行を積み、バイオリン製作技術が更に完成されたものになっていきます。
海外で製作を学ぶ人が少なかった頃から、クレモナで本格的な修行とキャリアを積んだ日本人製作家のパイオニア的存在です。克明な楽器製作過程の記録に裏打ちされた、真面目な製作態度は、クレモナの製作家の間で定評がある。