備考
Bernard Millant(1929-)
パリで活動する世界的に有名な弓製作者で、Max Millantの息子。ペカットモデルが特に高く評価されており、20世紀フレンチ弓の巨匠Jean Jacques Millant(1928-1998)氏の従弟にあたります。ミルクールのAmedee Dieudonne工房で弦楽器製作を学び、Louis Morizot工房でMorizotの息子達とともに弓製作を学びました。現代フレンチ弓のマエストロ・第一人者として高く評価されています。従兄のJean Jacques Millant氏の作品もそうですが、Bernard Millant氏の作品はプロ演奏家達に支持され、愛用する演奏家が多数います。また、一流フレンチ弓に関する確かな証明書により鑑定家としても高く評価されています。
Jean Jacques Millant(1928-1998)
1928年、パリで生まれました。父親Roger Millantは弦楽器製作者で、パリで自分の工房を持っていました。第二次世界大戦終了後の18歳頃、ミルクールのLouis Morizot工房で2年間ほど修行しました。その後、パリに戻り父親の工房で働き始めました。1951年に独立しパリで工房を開きました。1970年、フランス最優秀職人賞を受賞し、同賞の審査員になりました。20世紀のフレンチ弓を代表する卓越した製作者の一人であり、フレンチの伝統を正当に継承しながらも自らの個性を発揮した優れた作品を残しました。特にペカットモデルが高く評価されています。