備考
”MATHIAS NEUNER Geigenmacher in Mittenwald 1889” と書かれたラベルが入っています。
Mathias Neuner(1762-1830)
Johann Neuerの息子。1762年、ミッテンバルトで生まれました。1830年に亡くなるまで終生、その地で働きました。彼は自分の作品を売り込むため、ヨーロッパ各地を旅行しました。ナポレンオン戦争中にモスクワに滞在していた時、不幸に見舞われました。ひどい火事で所持していた作品全てを焼失してしまったのです。ミッテンバルトに帰り着いた時、彼は一文無し同然でした。
しかし、商才豊かで忍耐強い彼は、すぐにイタリア、フランスそしてイギリスの楽器商相手に商売を始めることで隆盛への道を再び歩みだしました。ついに数人の職人を雇いました。