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Arnold Voigt
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商品詳細

制作地
Markneukirchen / Germany
制作年
c.1900
メーカー
Arnold Voigt
サイズ
4/4
商品番号
VNB44-00007
状態
Mint

備考

Arnold Voigt(1864-1952、アーノルト・フォークト)
1864年、マルクノイキルヘンで生まれました。同地のHeberlein(ヘバライン)一族の工房に弟子入りして修行。1885年から1890年までの5年間ロンドンに在留し製作活動を行いました。その後、故郷マルクノイキルヘンに戻り、1890年から1927年まで工房を構え、その地で亡くなりました。非常に多数の弦楽器を制作し、クレモナの名器とりわけストラディバリウスモデルの優れた模倣を行いました。一方で、弓も製作しており、卓越した弓製作者として高く評価されていました。彼は科学的なやり方を厳密に守りました。彼は自分が手にして作業しているものに対して、はっきりした明確な考えを持っており、あらゆるグレードの楽器で平均的演奏者の要求を満たすものを製作しました。彼独自の調合によるオイルと精製されたニスを用い、前者は薄く用いられ後者はたいがい黄色みがかった色合いのものです。音質は多少硬めなものですが、演奏者の好みに応じ自在な音量で奏でることができると評価されています。

フォークト(Voigt)という名称は、マルクノイキルヘン最古の名門バイオリンメーカの一つで、ザクセン(Saxony)で300年以上に渡って続いてきた一族のものです。フォークト一族は、ロンドンを拠点とした同名の工房と結び付けられて考えられることが多いですが、一族がドイツのルーツを断ち切ることが決してなかったのは事実です。イギリスにおいてフォークトの弓はW.E.Hill&Sonsの強力なライバルで、品質で甲乙つけがたいものでした。弦楽器製作者としてのフォークトは本当に大きな一族で、フランスの弦楽器研究の権威Rene Vannes氏(1888-1956、ルネ・ヴァンヌ)は、43件にもおよぶ同名のメーカーを列挙しています。