備考
1800年代後半から1900年中頃まで、ミッテンバルドで数々の楽器を作り上げてきたノイナー&ホルンシュタイナー。
彼らは、世界中の注文に対応するのに、多くの職人を抱え、それぞれに分業で で製作させていました。ある者はボディを、またある者はスクロールを、そしてそれらを組み上げる者、といった具合に、非常に効率よく、且つ安定したクオリティを保てる手法を用いました。
入門用の安価な楽器から、中級者、そしてプロ用と、職人の熟練度に応じ、担当する職人を変えていました。プロ向けの上位モデルは、ノイナー自身が手掛けたと言われています。
このビオラは、396mmと小型の楽器でネックも細いので、特に女性の方に向いていると思います。また、アッパーバウツ(ハイポジションで表板の手の当たる部分)はハイポジションが弾きやすいようにデザインされております。
1900年前後のビオラですので、弾きやすく枯れた音色も楽しめ、小型のビオラながらも魅力的な楽器といえます。