備考
Lajos Konya(1948-、ラヨシュ・コニア)
Istvan Konya氏(1919-1999)の次男、クレモナで活躍しているStefano Conia氏(1946-)の弟です。父親Istvan Konya氏の存命中は、共にハンガリーで製作活動を続けました。現在はハンガリー弦楽器製作者協会の会長を務めています。
1969年より、ハンガリーのTatabanya(タタバーニャ市。コマーロム・エステルゴム県の県都)で工房を構え現在に至ります。彼独自のスタイルのものを除き、イタリアの巨匠達のモデルで製作しています。
1987年のKONSUMEX弦楽器展示会で優秀賞(Diploma for Excellent Quality)、1988年に同展示会で第2位。1989年に工芸賞。1995年にBNVの第2位。1996年に銀冠職人(Silver Wreath Master)の名誉を得ました。1995年から2007年にかけ工芸展で2位や特別賞。1998年のハンガリー国の弦楽器展示会で1位。1998年のIPOSZ職人賞で「金の手」(Golden Hand)。2000年の国際弦楽器展示会で1位。同年、金冠職人(Golden Wreath Master)の名誉受賞。国際展示会では、ミッテンバルトで5回、クレモナで3回、出展し、いずれも入賞しました。2006年のGyorの展示会で2位。等々、国内外の展示会やコンクールで数多くの受賞歴を誇り、国際的に高く評価されています。2004年にはタタバーニャの名誉市民(Honorary citizen of Tatabanya)に選ばれました。
コニア(Konya)一族はハンガリーの有名な弦楽器製作者です。
創始者はIstvan Konya氏(1919-1999)。彼の作品のいくつかは、現在もニュー・ヨーク・フィル(ハンガリー出身の演奏家達がいます)のメンバーたちによって所有され愛用されています。
現在では、クレモナのConia親子とハンガリーのKonya親子が弦楽器製作のコニア一族を継承し、それぞれ国内外で高く評価されています。