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Finkel-Atelier

ASK

商品詳細

制作地
Switzerland
メーカー
Finkel
サイズ
3/4
弓形状
Round
商品番号
VCB34-00006
状態
Mint

備考

名門フィンケルの工房製弓のエントリー・モデルです。エントリー・モデルながら、スティックには全モデルと同様にシーズニングされたフェルナンブーコを使用するなど、弓の基本性能にかかわる製作ポリシーに違いはありません。ペカット風のデザインで扱い易いバランスに仕上げており、高度な演奏性と豊かな表現力を誇るフィンケル弓の実力を実感できる1本です。


Johannes S.Finkel(1947-)
弓メーカの名門「FINKEL-WEIDHAAS」(フィンケル・ヴァイドバス)の四代目です。父Siegfried Finkelの下で修行した後、ロンドンのJ&A Beare、ロサンゼルスのHans Weisshaar、フィラデルフィアのWilliam Moennig & Sonの工房で修行を重ね、1975年にスイスに戻り現在に至ります。
Siegfried Finkel(1927-)
1868年より続く弓メーカの名門「FINKEL-WEIDHAAS」(フィンケル・ヴァイドバス)の三代目で、Paul WeidhaasとともにEwald Weidhaasの下で働き、Paul Weidhaasの養子になりました。彼もまたEwald Weidhaasの技術を引き継ぎ、Peccatteモデルのドイツバージョンとも言える優れた弓を作りました。彼の一族は1952年にMarkneukirchenからスイスのBrienzに移住し、その地で工房を構えました。

Paul Weidhaas (1894-1962)
父Ewald Weidhaasより、Markneukirchenにおいて1908年から1911年までの間、弓製作を学びました。1911年から1913年までBreslauのE.Liebichの工房で働き、1913年から1915年までHamburgのWinterlingの工房で働きました。1918年にHamburgのマイスター試験に合格。その後、Markneukirchenに戻り、父の工房の経営を引き継ぎました。1920年代と30年代、彼は自身の知識を深めるため、とても長い旅に出ました。HollandでM.Moller、Vedral、J.Stuberと一緒に働きました。パリではBauschとVictor Francois Fetique(1872-1933)の工房で学びました。この旅で得た経験は彼の仕事にはっきりとした影響を与え、外国とのビジネスを立ち上げることに役立ちました。弓の高い品質と、優れたビジネスセンスにより、彼は20世紀中盤のドイツ弓メーカーの中で最も重要な一人となりました。

Ewald Weidhaas(1869-1939)は、Markneukirchenの弓製作者です。Paul Weidhaasの父であり、Siegfried Finkelの義理の祖父、Johannes S.Finkelの義理の曾祖父にあたります。