ストラディブログ
欧羅巴徒然紀行
March 27, 2006

CREMONA - クレモナ 2006.01.25-26

クレモナ訪問の目的はいつもの通り、注文していた楽器の引き取りなど商用がメイン。日程に若干余裕があったので市庁舎で開催されていたストラディバリ作チェロ公開見学と、書籍購入も目的に入れていました。
・・・ヨーロッパが記録的寒波に襲われているというのは知っていたのですが、クレモナに到着して驚愕。雪に埋もれたクレモナを見るのは初めてです。クレモナは1984年以来という記録的な大雪で、市街地は30センチぐらいの積雪になり交通が大混乱していました。

BISSOLOTTI工房訪問

BISSOLOTTI工房の作品を購入した当社ユーザ向けの写真にサインをするマエストロFrancesco.Mario.Bissolotti氏。同氏のコメント:
「日本で私の工房の作品を愛好してくれる人が増えて感謝しています。今後もより良い楽器を作る努力を続けるので楽しみにしていてください」

Marco.Vinicio.Bissolotti氏。マエストロの長男で、クレモナきっての理論家としてビソロッティ工房を支えています。

Vincenzo.Bissolotti氏。マエストロの三男です。彼も父親の技術を受け継ぐ優れた製作者として工房を支えています。※今回、彼らの掌を撮影してみました。

製作作業中のVincenzo氏。製作しているのは当社発注のバイオリンです。

マエストロFrancesco氏が製作中のチェロ。

同行した当社スタッフと。

BISSOLOTTI工房のオリジナル松脂
木製ケースに入っています。飾り彫刻を得意とするマエストロらしいグッズです。

MORASSI工房訪問

マエストロGio.Batta.Morassi氏。製作で多忙を極める中、商談ならびに取材に快く応じていただきました。

Simeone.Morassi氏。マエストロの長男です。彼は15歳で父に弟子入りした後、若くして才能を現し国内外のコンクールで数多く受賞。マエストロの後継者として活躍しています。Simeone氏が手にしているのは当社発注のバイオリンです。

Giovanni.Battista.Morassi氏。マエストロの甥(マエストロの末弟の息子)です。マエストロの工房で働き、高い評価を得ています。

MORASSI工房の作業場の様子
通りに面していてガラス越しに内部を見ることができます。

SABINO.PRETI工房訪問

Sabino.Preti氏。
大雪で工房に辿りつくまで大変だったそうです。

大雪のクレモナ

ドゥオーモ(大聖堂)から見たクレモナ市街
雪に覆われたクレモナを見るのは初めてです。

同上。
2枚目:ドゥオーモに「どーも」と挨拶してみる図(笑)。

ドゥオーモの構造図。

ドゥオーモ内部の螺旋階段。展望台へはここから登ります。全部で525段あり、8合目付近まで左回り、そこから上は手すりの無い狭い階段で少々怖い思いができます。

市庁舎。2F展示場でストラディバリのチェロ(1730年)が新たに展示されていて、見学してきました。(もちろん写真撮影はNG)

銀行。

ドゥオーモ(大聖堂)広場。


雪が舞っています。

レストラン「DUOMO」
昼食を食べました。ご覧の通りボリューム満点で二人でも満腹以上になりました。※ご店主の許可を得て撮影。

スワロフスキーのクレモナ店右:ここでしか買えないクリスタルもあります。

ジオ・バッタ・モラッシ氏行きつけのカフェ
マエストロはほぼ毎日行くそうです。スワロフスキーの2軒隣にあります。

ドゥオーモ(大聖堂)の裏側。

ドゥオーモ横の通り。タクシーや車は冬用タイヤの用意がないためほとんど動けない状態でした。

今回宿泊したホテル「HOTEL IMPERO」(四星ホテルだそうです)前の広場。

チャイニーズレストラン。経営者は中国人だそうです。機会があれば食べに入りたいもの。

靴店「MARI」
こんなに積雪が多いとは予想していなかったので日本から履いていった革靴では心許なく、この店で防寒ブーツを買いました。運良く冬ものバーゲンセールで、日本で買うよりも割安でしたが、合うサイズが少なくて困りました。1枚目はオーナ氏、2枚目はオーナ夫人と。

クレモナ市街地中心部のバス停。

カブール広場のStradivari像も雪に埋もれていました。

ドゥオーモ広場の夜景。

市庁舎のモニュメント。

翌朝のクレモナ市街。積雪が増えていました。市内の交通は麻痺状態。

クレモナ駅
大雪のため列車ダイヤも大混乱していました。
ちなみにイタリアの大きな駅は地下道でホームに出る構造になっているところが多いです。

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