ストラディブログ
ミューズの手
September 11, 2005

連載第3-4回・梅津美葉氏

弦楽専門誌「ストリング」(株式会社レッスンの友社刊)2005年4月号より連載が開始された「ミューズの手」の取材光景をご紹介します。この連載記事はアーチストの手(指)と銘器との出会いをテーマにしたものです。「ストリング」記事の方も併せてご覧ください。

※掲載にあたっては株式会社レッスンの友社ならびに出演アーチスト双方から許可をいただいております。
※本記事の無許可転載・複写・配布は一切禁止させていただきます。

 

 

連載第3-4回目(「ストリング」2005年7月号、8月号)に出演されたのはバイオリニスト梅津美葉氏です。

梅津氏は桐朋学園大学在学中にパリ・エコールノルマル音楽院最上級演奏家過程(大学院)に留学、同校を最優秀賞・特別賞で卒業後、国内外で幅広く活躍しておられます。

 

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■梅津氏のプロフィール

3歳よりバイオリンを始め、12歳で初リサイタルを開く。高校在学中、第60回日本音楽コンクール第1位。桐朋学園大学在学中に渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院最上級演奏家過程(大学院)を異例の短期間で、審査員全員一致の最優秀賞及び特別賞を得て卒業。江藤俊哉、ヘルマン・クレッバース、イヴリー・ギトリスの各氏に師事。フランス国立ロワール・オーケストラのツアーにソリストとして参加するなど、ヨーロッパ各地で活躍。国内でも、NHK交響楽団等、主要オーケストラとの共演、リサイタル、音楽祭などで活躍。
また、「梅津美葉と仲間達」、弦楽アンサンブルLE.M(ル.エム)を主宰するなど、コンサート・プロデュースでも幅広く活動。現在、洗足学園音楽大学講師も務める。
アルバム:「シャコンヌ」(PHCP-1438)、「舞う~ダンス・コレクション」(BVCC-764)、「Fuhling-春」(BVCC-34013)など。

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写真撮影:藤本史昭氏

  

 

本記事のテーマである、アーチストの指と銘器の出会い・・・。

優れた演奏家の手により楽器が自ら鳴り出す瞬間です。

 

  

 

 

楽器が自ら鳴ってくれるところを見つける

「初めて弾く楽器に対して、私はその楽器の一番良い状態での鳴りということを意識します。

その楽器の持っている良いところを響かせてあげる、ということですよね。はじめからそのポイントはすぐには分からないかもしれない。

でも、より楽器が自ら鳴ってくれるところを見つける、そのお手伝いをしおてあげるという気持ちと姿勢が大事、ということでしょうか。・・・」

(梅津氏談。「ストリング」より転載)

 

 

 

楽器との信頼関係を築くプロセスは人と人との関係とも通じる


「演奏家にとって楽器は、単に音を出すだけの道具に終わりません。

舞台の上という常に綱渡りな状態で、一心同体となるには、それなりの年数が必要になります。

その楽器の特性や癖を知り、そこから学ぶこともあれば、こちらが寄り添わなくてはならない事もあります。

お互いの信頼関係を、時間を掛けて築くというプロセスは、人と人との関係とも相通じる気がします。
(同上)


・・・
楽器が自ら鳴り出す瞬間・・・息を呑むような素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

 

CARLO ANTONIO TESTORE 1750 (弊社楽器№:GPJ-1013)

ROMEO ANTONIAZZI c1895 (弊社楽器№:GAN-1124)


今回記事で梅津氏が演奏した楽器です。

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